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企画展 高山明/Port B「模型都市東京」展

企画展 高山明/Port B「模型都市東京」展
演出家・アーティストである高山明(Port B)の企画によって、どこでも再現可能な形態でつくられた都市のインフラ/構成要素を「模型」として捉え、現在の東京のリアルな姿を浮かび上がらせる試みです。
建築倉庫ミュージアム 展示室B 東京都 品川区
2020年2月8日(土) ~ 2020年8月23日(日)
企画展 高山明/Port B「模型都市東京」展

本展は、演出家・アーティストである高山明(Port B)の企画によって、どこ
でも再現可能な形態でつくられた都市のインフラ/構成要素を「模型」として
捉え、現在の東京のリアルな姿を浮かび上がらせる試みです。高山明の演劇的
手法によって、展示空間は日々生成変化する場となり、東京という都市に接続
されていくことでしょう。また、この展覧会は会期中何度でも再入場が可能で
す。本展ならびにイベント詳細は公式サイト
https://archi-depot.com/exhibition/akira-takayama_portb
にて順次公開します。

「模型都市東京」ノート
「模型」がなにかを模したものなら、「身振りの模倣」からはじまった演劇は
模型と相性がいいはずだ。演劇の場合は、模倣がある型を獲得することで、つ
まり「模型」になることで、呪術から独立し、芸能になったと言われている。
具体的には、田の豊穣を祈る「田遊び」が真似され、身振りが固定されること
で「田楽」になった。これは、田の上でしか成立しないサイトスペシフィック
な行事が、田を離れてどこにでも移動でき、再演可能な芸能になったことを意
味する。別の言い方をすれば、演劇はそもそも模型であり、だからこそあらゆ
る場所で上演/再演することができるのである。
上演/再演の場所は「舞台」と呼ばれてきたが、神社や劇場にある舞台の上に
は今や劣化した模型があるばかりで、活きのいい模型を探すなら街のなかに出
て行った方がよい。そうした目で東京を眺めてみると、この街にはその場でし
か成立しないオリジナルなものは少なく、模型に溢れていることに気づく。ど
こにでもある模型が世界のどの都市よりも偏在し、それが様々な人に利用さ
れ、それぞれのやり方で独自に上演/再演される。その偏在性と上演/再演可能
性の豊かさが、この都市の特徴とすら言えそうだ。それらの模型を面白く使い
こなす人たちが現れ、都市のアクティビティを生み出し、ライフスタイルを更
新していく。それが逆説的に、東京という「模型都市」のオリジナリティにな
っている。
建築ミュージアムという建築模型を展示する場所で、東京の逆説をポジティブ
に展開させることができればと考えている。

高山 明

【開催概要】
展覧会名:模型都市東京
会期:2020年 2月8日(土)~ 8月23日(日)
6月9日から再開
会場:建築倉庫ミュージアム 展示室B(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-
10)
開館時間:火~日 11 時~19 時(最終入館 18時) 月曜休館(祝日の場合、
翌火曜休館)
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。
*それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご掲示く
ださい。
入場料:一般 3,100円、大学生/専門学校生 2,000円、高校生以下 1,000円
*オンラインチケット制です。
*展示室A(クラシックホテル展 -開かれ進化する伝統とその先-)の観覧料含
む。
*展示室B 「模型都市東京」に限り、会期中何度でも再入場可能。(フリーパス
をご提示ください。)
*詳細は当館公式サイト(https://archi-depot.com/)をご確認ください。
主催:建築倉庫ミュージアム
企画・構成:高山明
物語の執筆:管啓次郎(ほか順次発表)
出演協力:順次発表
リサーチ・キャスティング:田中沙季(Port都市リサーチセンター)
アートディレクション:大岡寛典
空間構成:小林恵吾
キャスティング・アシスタント:関あゆみ
制作:中島百合絵
製作:Port B
URL:https://archi-depot.com/exhibition/akira-takayama_portb

関連ホームページhttps://archi-depot.com/exhibition/akira-takayama_portb

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