高台の家 – 坂のある街に建つコンクリート打ちっぱなしの家 ...
1階は各個室と水回り、そしてダイニング・キッチン(DK)のみとした。2階はプライバシーを確保するため、出来るだけ北側に寄せ、北は閉じている。1階のキューブに対して1.2m北にずれ、庇を1.2m跳ね出し、その下に駐車場を確保した。この空間により冷やされた風が、夏は通り抜ける。
南東の景色を望むなら、限界まで東へも寄りたい。東の擁壁には荷重を掛けず、階段部分を宙に浮かせることを考えた。街の傾斜にそって、コンクリートキューブを北に、東にずらし、慎重に積み上げた
2階には用途を限定しない空間がある。P室と名付けられたが、ここにはテレビを置かない。その存在感に支配されない為である。柔らかな日差しの下で本を読んだり、雨だれを眺めながら音楽を聞いたりする空間だ。
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