ふつうの居間
ふつうの家に暮らす
手足と触れ合う場所はいちばん大切に。熟練した職人が製作したオリジナルの建具や秋田杉の赤から削り出した上質な引手。市販の電灯スイッチ部分を経年で変色するプラスチック製から陶器製に変えてみたり少し手を加えると特別なものに変わったりする。フランク・ロイド・ライトの設計図では暖炉スペースを〝heart・心臓〟と表記されてきた。建築家の吉村順三さんも家の中に最後まで残すものとしてキッチンと暖炉で悩んだ末に、私は暖炉ですと記している。凡人のワタシはお客さまのご要望と予算次第ですねと凡庸な答えで満足しておく。現物を手で触れてみるとヨツール社の鋳物が他社より表面の質感がなめらかで良いのは技術なのかな。薪ストーブの角度を居間の中心に向けて36°に調整してみたり。
階段の手すりには馬のお尻の皮(コードバン)を巻いて手に優しく馴染むようにしてみたり。
ふつう=積み重ね
大切なのは器の姿ではなく中身だったりしますね。
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